エドガー・ケーシー療法
1、 要旨
エドガー・ケーシーは1877年ケンタッキー州の田舎に生まれる。9年間の義務教育しか受けなかったが、幼い頃から不思議な能力の持ち主だった。
ケーシーは催眠状態になると、どんな質問にも的確な回答をすることができた。14256件のリーディングが記録として残されている。病気に関するものが最も多く、8976件ある。以下にその一部の抜粋を記す。
2、 ケーシーのリーディングに出てくる治療法
(1)治療法の種類
① 霊的療法 ②心的療法 ③薬物療法 ④食事療法 ⑤運動療法 ⑥外科手術 ⑦温熱療法 ⑧水療法 ⑨油精療法 ⑩各種光線療法 ⑪電磁療法 ⑫放射線療法 ⑬蒸気療法 ⑭カイロプラスチック ⑮オステオパシー ⑯マッサージ ⑰指圧
あらゆる治療法にはみな良いところがあり、それぞれの位置を占めている。しかし、治るという作用は「内部からくる」のだ。治療を受ける一人一人の意識では、あれこれの特定の方法が効果あったと考えるけれども、実は方法そのものによって治るのではない。
(2)運動療法
元気になる一番の方法は運動することである。これはすべての人にいえることであるが、日毎の疲れをとるには運動をするのが良い。もっと外で運動しなさい。そうすればこの体の筋力を軽快なものにする。これは心をなまらせることにはならないし、心と体の間でその作用や活動がひき離されてしまうことにもならない。もっと平等に、もっと完全に、心身とともにバランスのとれた体にすることになる。
(3)食事療法
怒っている時に食事をすると消化不良をおこしてしまう。何歳であっても、怒りながら食事をすると体内に毒素がつくりだされる。
① 水
誰でも一日に少なくてもコップ5~6杯の水分をとらなくてはならない。食前にも食後にもたくさん水を飲みなさい。栄養物が胃の中に入ると、その中はたちまち倉庫か道具箱のようにごったがえしてしまう。もし、一番始めに水を飲み、それから食べれば反応はきわめて正常にうまくいく。また、朝起きた時一番に、コップ半分程のお湯を飲みなさい。そうすれば有毒なものから体をきれいにしてくれる。
②ビタミン
ビタミンAは骨や脳髄に分布している神経の一部にエネルギーを供給している。ビタミンBとB1は神経を働かす力や白血球を必要な時に必要な場所へもたらすエネリギーを供給している。ビタミンCは体のすべての柔軟性に対してエネルギーを供給している。
③ゼラチン
内分泌腺を活性化する働きがある。ゼラチンは消化・吸収されたビタミンにはずみをつけ、分泌器官の力を強化する。さもなければビタミンは有効に利用されない。
体力増進のためになるエネルギーを生み出す活力になる。朝、ゼラチンを小さじ一杯水にとかし、チョット冷やして固まらして飲む。次の日は夕方、同じ方法で小さじ半分いただけばよい。
④じゃがいも
じゃがいもの皮は人体の各種の線に影響を与えて、いろいろな作用を営み、体質を丈夫にする。特に頭髪の薄くなるのを防止するし、白髪を予防するのにそれに勝るものはない。
⑤生アーモンド
一日に1~2個のアーモンドを食べる人は肌にシミがつかないし、ガンになる心配がなくなる。
⑥なべ
アルミのなべでは料理をしないように。アルミニウムは体に毒となる。
(4)入浴健康法
長時間ぬるい風呂につかる。その後で、マッサージをしてもらう。マッサージはうつぶせに寝て、軽くにぎった指の背側で脊柱にそってこすれば良い。脊柱のゆがみがとれて正常になる。
毎日4回、定期的にぶどうジュースを飲みなさい。毎食事の30分前と夜休む30分前に、90ccほどの純粋のぶどうジュースを30ccほどの水といっしょに飲むと良い。これと蒸し風呂やお湯に入ることが、体内の毒素を流し去ると同時に肥満も流し去ってしまう。
(5)排泄
排泄はのんびり出てくるのを待つのではなく、積極的にあるいは強制的に出してしまうことが大切で、ほとんどの病気は排泄異常が原因である。腸内もお湯できれいにしなければならないし、これはとても良い結果をもたらす。
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