不透明な情報と嘘(ウソ)
今年で2年目に入るコロナ禍の中で、命を守るためとはいえ世の中の情報が極端に偏り何か大きなものに日常が支配されていることを感じるようになっている。自分の頭でこれはおかしいと、第三者的に洪水のように発信されている情報の有意性や発信方法について眺めている。そうすると、これは真実なのかあるいはウソなのか? 日本の景色だけでなく、世界的視野で考えることが欠かせないという事をある時に気付いた。
理由は、毎日が新型コロナウィルス関連ニュースに支配され、その内容たるや、どこのメディアや新聞も同類項であり、些細な事柄や具体性がないことを大げさに書き並べて、視聴者の関心のあるその部分をしつこいほどに繰り返す(プロパガンダのように一般国民は洗脳されかねない)。これはいったい何なんだ!との不安が大きく募っているからである。
その第一は、各都道府県におけるコロナ感染者数・死亡者数をクローズアップして危機感を煽り立てること。日本の人口当たりのCPR検査の陽性者数並びに重症者数と死者数の割合が、外国に比べると極めて少ないのに(台湾・中国・韓国に次ぐ)、単に国の政策や指導力に問題があると政府の対応を責め、表面的に外国(指導者)を誉めたりするが、実際に欧米などとの違いを正しく比較して科学的に立証することをしていない。
第二に新型コロナウィルスのワクチンの人体への危険性の国民への情報があまりにも少ない(真実は闇の中)。新しいタイプのワクチンでありながら、その副反応には種類があり、各年齢層で摂取した際に出るのは当たり前とのことで、詳しい説明はなくリスクを過少評価する。それに対して正論を持つと思しき勇気ある人々(医師や有識者)が「コロナワクチンを打ってはいけない(ファイザー社元役員)」、「臨床期間の短い開発ワクチンの人体に与える影響が心配だ(新潟大教授ほか)」、「人体実験ではないのか(有識者)」等、ユーチューブなどで自らが調査したことを解説・発信しているのである。このブログでは割愛するが、ウソや陰謀論でなく科学的見地に基づく内容のものもあり、決して無視できないと考えている。
第三に、政治家を筆頭にコロナ一色の対応にてんてこ舞いしており、国家の重要政策である憲法や国防の見直し(中国の台湾・尖閣進出など有事に備えた準備)、グローバル化からナショナリズム化している経済に対する対策と将来展望、国家運営のための人材輩出、等が求められる。
第四は、日本国民に正しい情報を迅速かつ効果的に発信する国家像に変革しなければならない。国民の意識改革も必要になるが、国民の代表である政治家(国会議員)や官僚(実務家)らが国民を裏切る不正・横領なども目に余る時がある。彼らは高い見識や実力を持ち国民に尊敬されること必須であり当然であるのだが残念ながら、人材不足だ。一方、TV・ラジオ・新聞等のメディアは責任ある公平公正な国内・国際情勢の感覚を持つことが求められるはずであるが、特に目に余るのが視聴者受けするだけのコメンテータの出演が多く、真に役立つ情報を発信できる人物を登場させて国民に有意で価値あるニュースを届ける義務を怠っているのではないだろうか。
イギリス在住の谷本真由美氏の著書「世界のニュースを日本人は知らない」を最近読んだが、彼女は仕事の関係上、家族で海外を転々としてヨーロッパの国民やそこに在住する東アジアの人などの実態を詳しく記載している。この本を読み痛切に感じることは、私を含め日本人の多くは、メディアが報じる一部の見栄えの良い海外ニュースを信じて、裏に隠れた実態がどのようなものかを全く知らないのである。イギリスやイタリアなどの欧州は日本と違い衛生意識が低くマスク嫌いで守る人が少ない、さらにイタリアの国民性として親と成人した子供が近い関係で同居しているので感染しやすい。またイギリスでは青少年の暴行事件(ナタを振り回す傷害事件などの例)が多く、警察の取り締まりが頻繁に発生するなど治安は悪化しており在住する東アジア人も見ず知らずの人間にコロナを発生させた黄色人種ということでひどい暴力を受けているらしい。
このような情報は決して日常のテレビなどでは奉じられない。
しかし、このコロナ禍で今まで気づかなかったことや見えなかったこと、言い換えれば「真実が隠されウソが見え隠れする」ことが少しづつ明らかになってきたように感じる。意識の高い人々は、このことを痛感しているのではないかと思う。
最後に、我が国を偏見なく見てみると、次のように感じている。
国家権力を行使せずに「要請(お願い)」レベルで地方自治体に指示を出し、緊急事態宣言を数回出すがロックダウンせずに新型コロナウィルスに継続対応をしている。国の指導力としては物足りなく思う方も多いだろうが、国家の責任である国民を守る、そのやり方として国民の自由意思(自主判断)をある程度認めながら一人一人の行動に対して一定のコントロールができる日本は世界でも稀である。
そして日本は世界各国の中でも治安が優れており、良い意味で集団的融和性を重んじる国民を持つ。そこに天皇を国家の礎に据えて「和を以て貴しとなす」思いを重ねると、日本は世界の中でも屈指の民主的国家でなかろうかといえる。
そのような意味で、他国からの信頼を寄せられ、日本という国が世界のリーダー的存在として活躍できる日は近いと期待している昨今である。
以上
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