2018年4月 人生を考えて生き方を学ぶ(第3回)
今回は、好き嫌いにかかわらず読書の効用について、考えてみたいと思います。
今の時代は、スマホを手から離さず、寝る間も惜しんでツイッターやラインなどに勤しんでいる若者から中年の方も多いのではないかと思われます。
これら、デジタル機器を使いこなす人が主流であり、考え方によっては紙媒体を減らす時代にいる中、仕事も効率的に進めるためには必要なツールに違いありません。
しかし私など少数派は、恥ずかしいことに未だにパソコンは使えても、携帯電話はガラケーでも良いと思い、どちらかというとアナログ派に近い生活を送っております。
一方、考え方によってはアナログ的生活も決して悪くはなく、自分の好きなジャンルの本(小説・ドキュメンタリー・実用書など)を選び、落ち着いて読書をすることは、最近の新聞や小説のデジタル版で見るよりは、その作者が伝えたい内容に温かいものが感じるのです。同じ知的財産を増やす方法にしても、人の脳に与える影響は良いのではないかと思います。
私は、歴史上の政治家、経済人、武将などが、その時代においてどのように生きたか、また国家同士の戦争における人間模様が面白く、胸躍らせながら頭の中に映像化されます。
自分の信念や行動において試行錯誤しつつ、時には失敗を重ね悩み苦しみながら、最後に自分が目的とした社会や人の役に立つ(成功を収める)、反対に謀略・裏切りにより非業の死を遂げる、のような様々な人生エトセトラに興味を惹かれ、自分に置き換えてみます。
現代は有名な歴史学者や関係者により、新たに発見された古文書を詳しく調査することによって、実際にはその人物のストーリーが、当時の勝者の側からの視点で脚色されていたことも一部明らかになってきましたが、大いに人生勉強にはなります。
特に最近はデジタル文化なので、漢字は読めても書くことはできないとか、学生なども数学などの応用問題を解くのは苦手な人が増えているなど、弊害も指摘されるところです。
こういう私も多くの本を読んではいないので偉そうには言えませんが、デジタル・アナログどちらもバランスよく上手に使いこなす柔軟性は必要なのではと感じています。
日々の忙しい中、本を読む時間がなければ、せめて新聞でも自分に合うものを手に取ってみたらいかがでしょうか。脳の活性化につながるかも?・・・
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