コロナ出現に見る逆さま現象と今後の世界
私たちが住むこの青い地球は、古来より、天変地異による自然災害や感染症、大規模な戦争があり、その度に人類は互いに力を合わせて乗り越えてきた。しかし近年も経済戦争やテロ・地域紛争、人種問題、宗教問題が根強く、公害や地球温暖化等の環境問題と合わせて、苦難の時代が続いている。
天変地異は自然発生的、戦争は不可避なものもあるが、大半は我々人間の中の特権階級(組織)と呼ばれる一部の人たちによる人工的な作用が原因で、世界を暗黒の闇に陥れてきており、今回の新型コロナウィルスの出現で世界が混乱し、政治・経済・社会の3面において大きく様変わりしつつある。
言うなれば、新型コロナウィルス感染拡大による長い戦いは、先進国から後進国まで、「生活やビジネスなどの逆さま現象」を我々が現実的に驚きもせずに体験持続することが、普通になりつつある。
そして中国初のウィルスが、21世紀の世界の国家の在り方を大きく変容する序章になるだろう。以下のように考えている。
今、世界がナショナリズム化して国同士の利権争いが一向に止まず、特に米中の貿易戦争に見られる覇権国家争いが互いの鎖国的政策により、周辺諸国にまで大きな影響をもたらしている。この先、何か途方もない強力な力が、どのように世界人類の平和や生活の安定を脅かしていくのだろうか、注視していこう。
昨今のメディアからの報道などを見ても、リモートワークを主体にしたビジネスがメインで、家族の在り方や、人のつながり方も含めてオンライン化が進むことが必須条件になる。日本企業なども一部国内回帰しての事業継続を図っていく、また一般市民もまた従来のSNSに加えて、5Gによるスマホやパソコンの画面でコミュニケーションをとることが多くなってきた。
グローバルな世界から人々の心に平安が消えて表情や感情が希薄になり、これが日常的になると殺伐とした世界観になる。
極論すれば、従来の人間の営みが「人間同士の密なコミュニケーション」を主体にした生活やビジネス環境、趣味などとすると、今後は「人間同士の密を排除するコミュニケーション」に移行が進み、コロナの終息が訪れても、従来の生活様式やビジネス環境に戻ることはないのかもしれない。
しかし、世界の国々が持っている独自文化、例えば日本でいえば「おもてなしの心」、欧州の「芸術(音楽・絵画・ファッション)」などは人間の心に安らぎや感動と喜びを与える。
同時に「人間らしい暖かな触れ合い」と周囲を思いやる「利他の心」が失われないように皆で自覚することだろう。
今後の未来予想をするなら、一つだけは言えることがある。
それは科学や文明の発達により、善悪両方の人間がその活用を考えて、成功も失敗もあった。しかし、この先の未来は、邪悪な心を持つ特権階級の人々が自由に世界の人々を操ることは許してはいけない。それを止めるには、選ばれし精神性の高い有為の人々が戦争(経済・武力・宗教・細菌)や環境破壊の軌道修正を図り、正しい心を持つリーダーを増やし、陰謀の無い世界を築き上げるために活躍していくことだろう。
これは神が存在するなら大いに望むべきことであり、正義の鉄槌を下すことを厭わず、世の中の混乱を治めるために物理的かつ精神的な破壊からも人類を救っていくのだろうと期待を込めて切望する次第である。 終わり
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