テラヘルツ波について

  最近、手や足に「テラヘルツパワーシール」と思われるシールを貼っている姿をよく目にするようになりました。私もスポーツで痛めた肘に「テラヘルツパワーシール」を貼っています。「量子論で見直したテラヘルツ波エネルギーの神秘とその応用」新納清憲著(㈱パレード発行)の抜粋した内容を以下に記します。

1、テラヘルツ波とは

 横波の電磁波の一種で、目に見える可視光線と目に見えない電波との中間にある目に見えない光である。自然界の物質もみなテラヘルツ波を放射しているが、極めて微弱であるため他の物質や人体に実用的な効果を与えない。テラヘルツ波の波長は3μm~1000μmである。このテラヘルツ波の粒子性と波動性の二面性が物質や生命や人体に大きな影響を与える理由と考えられる。波動性は物質や生命体に電磁エネルギーを与えて分子や原子に共振現象を起こさせることによって物質の性質を変性させたり発熱させたりする。粒子性は金属や半導体の自由電子や陽イオン等の量子に衝突エネルギーを与えて別の素粒子等の量子を発生させる。 テラヘルツ波は周波数特性によって二種類ある。一つは波の位相や波長がそろっているコーヒーレントなテラヘルツ波で電子回路を使用して人工的に発生させるもの。もう一つはさまざまな振動数の波長を含んだインコーヒーレントなテラヘルツ波で自然界のすべての物質が放射しているものである。 特に月から地球に放射されているテラヘルツ波は、地球上の生命の発生や、生命の免疫力や、自然治癒力の維持等に必要不可欠で、想像以上の大きな影響を与えている。言い換えると月が生命を発生させ、太陽と地球が育成する。しかも新月のテラヘルツ波の放射量は、満月の場合の百倍以上ある。 海水のテラヘルツ波放射量や放射率は、土や岩石に比べて非常に高い値を示している。沖縄の海で肺がん患者がアクアラングを楽しんだところ、肺がん患者全員の症状が改善し、治癒した事実がある。海水の表層水と深層水のテラヘルツ波の放射量と放射率を測定すると明らかに深層水の方が高い。 ルルドの水や温泉水には多量のテラヘルツ波を放射しているものがある。兵庫県の有馬温泉、和歌山県の龍神温泉、岡山県の奥津温泉など。 人の手の平からもテラヘルツ波が放射されており、オーラもテラヘルツ波である。

2、インコーヒーレントなテラヘルツ波の発生と物質変性効果

(1)熱振動を応用したテラヘルツ波の発生方法

 分子や原子が空間から熱を吸収して振動し、その結果テラヘルツ波を放射している。しかも多種類の振動数で構成された連続スペクトルである。一般的に自然のままでは、実際に放射するエネルギー量が極めて小さいため、物質を変性したり、人体を健康にしたりできるレベルのテラヘルツ波放射体は海水以外にほとんどない。テラヘルツ波の遠赤外線領域の振動エネルギーは物体の温度が高いほど大きくなり、物質の温度を300℃以上に上げてやると実用段階のレベルまで達する。

(2)振動によるテラヘルツ波の発生方法

 物質に機械的振動を与えると、共振現象によって振動エネルギーが大きくなり、テラヘルツ波の放射量が増加する。しかもその放射量は、振動を止めても物質によって保存される場合がある。この現象を応用すると安定的で高効率なテラヘルツ波放射体をつくることができる。

(3)電磁波を用いたテラヘルツ波の発生方法

 電磁波で600℃以上の高温に加熱すると物質の結晶構造が変化し、冷却後も結晶構造がそのまま残って、高効率の遠赤外線放射体に変性できる。

(4)テラヘルツ波で変性させたテラヘルツパワーシールの効果

 人体にまったく無害な接着剤を薄く塗布した綿布にテラヘルツ波を照射した多目的な貼替用の「テラヘルツパワーシール」をつくった。すると使用した人から、身体に貼ったらコリや痛みが消える。切り傷がすぐ治り、後傷が残らない。植木鉢に貼ると花がたくさん長期間咲いた。こんな現象が沢山起きた。

(5)テラヘルツ波による水の変性効果

 水分子だけはほとんどのテラヘルツ波の振動数に共振するため、表面張力や界面活性力、水和反応力、融点、沸点等が変化する。波長3~15ミクロンの遠赤外線の領域のテラヘルツは酒・酢・塩などの調味料の味をまろやかにする。純水に波長が15ミクロン以上の物質変性領域のテラヘルツ波を照射すると強力なテラヘルツ放射体に変化することが知られている。応用の1例として、強力なテラヘルツ発生器でテラヘルツ処理した水を40PPM程度液体燃料に添加して燃焼させると燃焼効率が4~15%上昇し、排ガスもクリーンになった。一般的に物質変性効果をもったテラヘルツ波を照射されて共振している水は、PHはほとんど変化しないが、酸化還元電位は大幅に低下し最大マイナス100ミリボルトまで下がる。

(6)水を用いた物質変性方法

 テラヘルツ波で物質変性した場合、最も不思議な振る舞いをするのは水である。水にテラヘルツ波を照射していくと、3ミクロン~1000ミクロンのすべての振動数のテラヘルツ波を吸収し、再放射することである。この立場から水は無限の個性を持っているともいえる。この水のテラヘルツ波に対する無限の柔軟性と吸収放射性はテラヘルツ波エネルギーを他の物質に授与の中間媒体として活用できる。

3、テラヘルツ波の医療への応用

(1)テラヘルツ波は生体を活性化する

 ある振動数領域のテラヘルツ波を生体に照射すると、生体を構成する筋肉繊維や脂肪やたんぱく質等の有機高分子化合物、体内酵素やビタミン類の格子振動に共振して、振動エネルギーが高まる。その結果、生体内で低下していた血行や代謝等の生命活動が正常化され、本来の働きが急速に復元し自然治癒力と免疫力が飛躍的に向上する。

(2)遺伝子に共振するテラヘルツ波

 遺伝子という有機高分子化合物は、テラヘルツ波共振という物理的現象で目覚めたり、スイッチがオンオフする可能性を示唆している。

(3)テラヘルツ波は人体に伝播する

 テラヘルツ波の伝播性を調べるのに、肩こりのひどい3人の被試験者に順番に手を繋いで1列に並んでもらい、最初の一人の手にテラヘルツ波照射器を接触させて肩こりを解消させるテラヘルツ波エネルギーを照射してみた。最初の被験者の肩こりは20秒程度で解消した。ところがなんと残りの二人も、ほとんど同時に肩こりが解消した。三人の額のテラヘルツ波の放射量を測定してみたところ、三人とも放射器の放射量にほぼ一致した。

(4)テラヘルツ波で遠隔治療が可能か

 遠隔治療(テラセラピー)とは身体に直接手を触れず、病人の氏名や住所や生年月日を記載した文書又は写真を通じて、遠く離れた病人に何らかの目に見えないエネルギーを送ることによって、病気を改善させる方法。エネルギーを送る手段として携帯電話を使用する方法もあるようである。これらの遠隔治療は、治療家の力量や病人の信頼感の程度、病気の種類によってそれなりに効果がある。

4、量子物理学とテラヘルツ波との関係

 量子物理学が実験の結果導き出した第一の結論は、我々が今五感で実在だと認識しているこの世の物質世界は本来実在していないという事実である。我々が見えるこの世は、別次元の目に見えない世界と二重構造になっていて、この多次元世界を三次元世界にすべてあなたの意識が投影して創りあげたもので、仮想実在(バーチャル・リアリティ)である。この結論に従がうと、テラヘルツ波は光子という量子であり、多次元世界からある種の超微粒子がこの世に出現したエネルギーの一形態である。さらに言えば、光子や電子を含めてすべての量子は、幽霊のようにあの世とこの世を行ったり来たりしている。

 第二の結論は、量子というミクロの物質は粒子という物質性であると同時に波すなわちエネルギーでもある。テラヘルツ波は光子という粒子であり、光波(電磁波)という波でもある。

 第三の結論は、「同化の原理」である。宇宙の万物は宇宙空間を通じて一体になっていて客観的に存在できない。我々も物質も個性化して独立しているように見えるが、すべて多次元空間を創っているエネルギーでできており、境目のない一つの全体になっている。しかもそのつながりは空間の広がりだけでなく時間的広がり、つまり過去と現在と未来にもつなっがっている。

 第四の結論は、ミクロの世界では空間が意識を持っている。光子や電子等の量子も意識を持っており、人間の意識に感応しその意図を事前に察知して、現象を起こす。

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