成長する仕事術

1、要旨

 仕事を通じて、各自が早く成長する「仕事術」を「船井幸雄の急所 成功の仕事術」(佐藤芳直著)から抜粋した内容を以下に記す。エリート社員には普通のことだけれども、サラリーマン的な発想の人には役立つ考え方だと思っている。

2、仕事術

(1)「すぐに行動する」:具体的には①全体的な流れを俯瞰する。②頭を使って自ら手をつける。③上司からフィードバックをもらう。④ダメ出しされてもめげない。

(2)「期限は必ず守れ」:自分の仕事が何時間で終わるかを見積、絶対にその時間で終わらせる。プロは「ロスは残業をつけるな、コストだけを残業につけろ」自分の能力不足や失敗で時間がかかってしまったムダな時間はロスである。自主的な残業((セルフ・ライト・オフ(残業をつけない))をする。予想以上にかかってしまったので申告しない残業のことをEating Time(食べてしまう時間)という。そこまで見積時間に対して厳しい姿勢を持つことで、仕事の期限を守れる人間をつくる。

(3)「言われたことだけやるな」:社内の仕事でも上司を顧客として仕事をする。自分で新しいことを提案してそれをもとに上司の支援をもらい、最終成果もアピールする。

(4)「自分の仕事をアップデートしよう」:昨年と同じ内容かつ同レベルの仕事しかしていない人は、原則として評価が一段下がる。環境の変化をキャッチアップして、仕事のやり方や中身をアップデート(更新)していくこと。

(5)「未知の仕事に挑戦しよう」:若い時には一見怖いと思える仕事にもどんどん挑戦する。何度も失敗を乗り越えていけば「失敗しても死ぬわけではない。叱られるくらいだ」という度胸がつく。

(6)「悩んでいる暇があれば考える」:悩むことがあれば、途中で気持ちを切替、懸念点をどのように打開するか、そのリカバリープランを考える。

(7)「当事者意識のない人は成長できない」:当事者意識を持って仕事をすることで、周囲の信頼も勝ち取れるし、リカバリーの経験が人の成長を加速させる。

(8)「上司に素早く判断させるのが仕事」:上司に判断を仰ぐときは、まずタイミングを考える。そして判断してほしいポイントで報告する。その際、ポイントを明確にして報告することがマストだ。その上でYesかNoか、AかBか選んでもらう。

(9)「上司と話すときは、結論⇒根拠⇒判断材料 とする」:「判断材料」とは実在している事実。判断材料があった上で自分なりに解釈したものが「根拠」であり、その根拠から結論に至る。話す時は、この結論から先に述べる。

(10)「リーダーであることに年齢は関係ない」:リーダーとは、人を目標に向かって纏めていくことができる人。課長といった管理職の地位とは異なる。なので若くてもリーダーになれる可能性はある。若くてもリーダーの自覚を持って、環境の変化に応じて日々の業務を変えていく必要がある。

(11)「リーダーに必要な3つの心構え」:3~4名のリーダーになるには3つの簡単な心構えがあれば良い。

①人の話をきちんと聞いて受け入れる。②明るく前向きな雰囲気を築く。

③迷ったときもつねに明確なゴールを掲げる。

(12)「数字は世界共通語」:数字を使い「攻め」の材料にする。また、「守り」の材料としても使える。書類などに数値を出す時は、ストーリーの中でメッセージを伝えたいから数字を載せる。また、数字の正確さは非常に大切だ。大雑把でもいいから早く数字がほしいのか、その正確さの度合いを見極めること。

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