21世紀が日本の世紀になる理由
「覇権国家」や「世界をリードする国家」の条件としては世界一のエネルギー効率を擁していることがあげられる。原油価格が仮に200ドル/バーレルになってもやっていける先進国は日本だけと言われている。他の先進諸国に比べて郡を抜いてエネルギー効率が高い理由を以下に記します。そのエネルギー優位の理由は産業ではなく交通である。
1、 都心を中心とした鉄道網を持っている。
(1)鉄道は自動車と比較して約6倍のエネルギー効率がある。
消費エネルギー 炭酸ガス排出量 スペース占有量
鉄道 1.0 1.0 1.0
バス 1.8 3.8 25.0
自家用車 5.9 9.0 120.0
(2)ターミナル駅方式の欧米に比べて、通過駅方式の日本は接続が格段に効率的になっている。
(3)日本では都心に商圏ができるので、人が集まりダウンタウンの空洞化が起こりにくい。犯罪の少ない町が維持できる。
(4)世界最大の人口集中都市を世界6大都市の内、3箇所(東京・大阪・名古屋)が日本にある。日本の地方は自動車社会であり、エネルギー効率が悪く欧米並み。
(5)JRと私鉄の乗り入れが効率良くできている。鉄道網は日本人の大発明であり、日本にしか存在しない。
(6)人間の輸送には鉄道が効率良く、貨物の輸送には自動車が効率良い。しかし、欧米はこの逆をやっている。欧米は階級社会であり、日本は平等社会であるために、この現象の差が生じている。
(7)時間厳守の文化をはぐくんだのも、通過駅構造である。
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